診断書をもらうまでの流れと、医師にどう伝えたか

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休職しようと思ったとき、最初にぶつかるのが「診断書をどうやってもらうのか」という問題でした。

会社には「診断書を出してください」と言われる。でも病院で何と言えばいいのか分からない。そもそも初診でもらえるものなのか。この記事では、その流れと、私が医師に伝えるときに意識したことを書きます。

※これは一人の当事者の体験談です。診断書の発行は医師の判断によります。運用は医療機関や勤務先によって異なります。

診断書は「頼めばもらえる」ものではない

まず前提として、診断書は医師が診察のうえで必要と判断したときに発行されるものです。患者が希望すれば必ず出るというものではありません。

ですから「診断書をください」から会話を始めるより、いま自分がどういう状態なのかを正確に伝えることが先でした。状態が伝われば、休養が必要かどうかは医師が判断してくれます。

逆に言えば、うまく伝えられないと、実際より軽い状態として受け取られてしまう可能性があります。私が気をつけたのは、そこでした。

受診前に整理しておいたこと

診察の時間は思ったより短いです。そして、体調が悪いときほど、その場で言葉が出てきません。

私は、受診の前に次のことをメモにして持っていきました。

項目書いた内容の例
いつから症状が出はじめた時期(正確でなくてよい)
どんな症状か夕方からの頭痛、倦怠感、胸の痛み、胃のむかつき
一日の中でいつ悪いか夕方から夜にかけて強くなる
睡眠寝つけない、途中で目が覚める、朝起きられない
仕事への影響ミスが増えた、集中が続かない、言葉が出てこない
生活への影響休みの日に何もできない、好きだったことを楽しめない
休みで回復するか土日寝ても月曜には戻っている

とくに大事だったのは、最後の2つです。「日常生活や仕事にどう支障が出ているか」は、医師が状態を判断するうえで重要な情報のようでした。

「つらいです」だけだと、程度が伝わりません。「以前は30分でできていた作業に2時間かかる」のように、できていたこととの差で話すと伝わりやすいと感じました。

伝えるときに気をつけたこと

  • 我慢して話さない。 診察室では、つい「まあ、なんとかやっています」と言ってしまいがちです。ここで取り繕うと、実態より軽く伝わります
  • いちばん悪い日の状態も伝える。 受診当日がたまたま調子のいい日だと、それが基準になってしまいます
  • 症状の話に絞る。 職場への不満を長く話すより、体と生活に何が起きているかを話すほうが、診察としては前に進みました
  • メモを見せる。 うまく話せないときは、書いたものを渡してしまうほうが早いです

2つ目については、実際に失敗しかけました。受診した日がたまたま少し楽な日で、話しているうちに「そこまでではないのかも」と自分でも思えてきたのです。メモを持っていってよかったのは、この点でした。

休職を考えていることを伝えるかどうか

これは迷いました。先に「休みたい」と言うと、それ目当てだと思われるのではないか、と。

結論としては、伝えてよかったと思っています。ただし言い方には気をつけました。

「休職したいので診断書をください」ではなく、「この状態で働き続けられるか不安があります。休養が必要な状態でしょうか」と聞く形にしました。判断は医師に委ねる、という姿勢です。

会社に提出する必要があること、就業規則で診断書が求められていることも、事実として伝えました。医師の側も、書類の用途が分かったほうが書きやすいようでした。

診断書に何が書かれるか

私の場合、診断書に書かれていたのは、病名と、休養が必要な期間の目安でした。

ここで知っておくとよいのは、診断書の期間は「とりあえずの区切り」であることが多いという点です。最初から長期で出ることもあれば、1か月ほどで区切られ、経過を見て更新されることもあります。

私も複数回にわたって診断書を書いてもらいました。期間が切れる前に受診して、必要なら次を出してもらう、という流れです。この更新のタイミングを逃すと、会社への提出が間に合わなくなるので、期限は必ずカレンダーに入れておくことをおすすめします。

なお、診断書の発行には文書料がかかります。金額は医療機関によって違いますが、保険がきかない自費の扱いになるのが一般的です。何度か出してもらうことを考えると、あらかじめ知っておいたほうがいい費用でした。

会社に出すときのこと

診断書を受け取ったら、会社に提出します。提出先が上司なのか人事なのか、原本なのかコピーでよいのか、郵送でよいのか。ここは会社によって違うので、事前に確認しておくと二度手間になりません。

私が実際にやってよかったのは、提出前にコピーかスマホの写真を残しておくことでした。傷病手当金の申請など、あとから内容を確認したい場面が出てきます。

また、診断書には病名が書かれています。社内のどこまで共有されるのかが気になる場合は、提出の際に「体調不良で休むとだけ伝えてほしい」といった希望を出すことはできます。何も言わないと、どこまで話が広がるか分かりません。

受診そのものがしんどいとき

ここまで書いてきましたが、そもそも病院に行くこと自体が高いハードルだ、という方もいると思います。私もそうでした。

精神科や心療内科は予約が取りにくいことがあります。初診まで数週間待つことも珍しくありません。「行こう」と思えたときに、まず予約だけ取ってしまうのが現実的だと思います。

どうしても精神科に抵抗がある場合、体の症状があるならまず内科でも構いません。そこで異常が見つからなければ、その医師に相談してみる。そういう順番でも遅くはありませんでした。

付き添いを頼めるなら、頼んだほうが楽です。私は一人で行きましたが、家族に同行してもらっていれば、伝え忘れたことを補ってもらえたと思います。

よくある疑問

初診で診断書は出してもらえるか

出る場合もあれば、経過を見てから、となる場合もあります。医師の判断によるので、一度で出なくても「認められなかった」という意味ではありません。私の場合も、状態を見ながら複数回に分けて書いてもらいました。

診断書は何日で受け取れるか

その場で書いてもらえることもあれば、後日受け取りになることもあります。会社への提出期限がある場合は、受診時にその旨を伝えておくと調整してもらいやすかったです。

病名は必ず書かれるのか

私の場合は書かれていました。気になる場合は、社内でどこまで共有されるのかを人事に確認したうえで、提出方法を相談するのが現実的だと思います。

会社を休むのに、毎回診断書が必要か

会社の就業規則によります。休職に入るときだけでよい場合もあれば、期間ごとに更新が求められる場合もあります。ここは早い段階で確認しておいたほうが、あとで慌てません。

診断書と傷病手当金の書類は別物か

別です。傷病手当金の申請書には医師が記入する欄があり、それとは別に会社提出用の診断書が必要になることがあります。同じタイミングで頼めるなら、まとめて依頼したほうが通院の回数を減らせます。

※この記事は個人の体験に基づくもので、医学的・法的なアドバイスではありません。診断書の発行可否や内容は医師の判断によります。提出方法や社内での取り扱いは勤務先にご確認ください。

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